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自社のブログやオウンドメディアを続けていると、ある時点から「何を書けばいいか」より「これはもう書いていないか」の方が悩みになってきます。記事が増えるほど、似た主題の記事を気づかずに出してしまうリスクが高まるからです。
RENOYのブログでも、この問題に向き合っています。企画のたびに公開済みの記事と、これから書く予定の記事(キュー)を並べ、一定のルールで重複を判定しています。
この記事では、そのルールと、実際の企画作業で「危うく重複記事を量産するところだった」経験から得た判断軸を整理します。
この記事の結論
- 重複は「同じツール×同じ困りごと」の組み合わせで判定する
- ネタ帳の「未使用」表示はそのまま信じない
- 企画の前に、毎回公開済み一覧と突き合わせる
ブログ記事の主題重複とは
ここでいう主題重複とは、タイトルや書き方は違っても、読者の疑問に対する答えが同じ記事が複数ある状態のことです。
たとえば「GASで請求書を自動作成する方法」と「請求書作成をGASで効率化するコツ」は、言い回しが違うだけで、扱っているツールも困りごとも同じです。読者から見れば、どちらを読めばいいのか迷う原因になりますし、書く側から見ても、同じ内容に二度手間をかけていることになります。
中小企業のオウンドメディアは、限られた人手と時間で運営されているのが普通です。だからこそ、1本ごとに別の価値を持たせることが大切になります。
主題重複が起きる原因
重複は、書き手の不注意だけで起きるものではありません。むしろ、仕組みの側に原因があることが多いと感じています。
| 原因 | 何が起きるか |
|---|---|
| 判定基準があいまい | 「切り口が違うから別記事」と都度判断がぶれる |
| ネタ帳の情報が古い | 公開済みのネタが「未使用」のまま残る |
| 公開済み一覧を見ない | 手元のメモだけで企画が進む |
特に見落としやすいのが2つ目です。ネタ帳は、ネタを思いついたときには丁寧に書き込むのに、記事にした後の更新は忘れがちです。結果として、帳簿上は「未使用」なのに実際は記事になっている、というズレが生まれます。
判定ルール:同じツール×同じ困りごとは1本まで
私たちが使っている判定基準はシンプルです。記事の主題を「ツール」と「困りごと」の2軸で捉え、その組み合わせが既存の記事と同じなら重複とみなします。
この基準の良いところは、判断に迷いが出にくいことです。「書き方を変えればいけるのでは」「事例が違うから別物では」といった議論になりそうな場面でも、2軸が両方一致しているかだけを見れば答えが出ます。
逆に、ツールが同じでも困りごとが違えば別の記事として成り立ちます。同じGASでも「請求書作成」と「Gmail添付の自動保存」は、読者が抱えている悩みが違うので、それぞれ1本ずつ書く意味があります。
実際に起きたこと:未使用ネタのほぼ全件が公開済みと一致
このルールの大切さを実感したのは、ある企画作業のときです。
ネタ帳には「未使用ネタ」の欄があり、まだ記事にしていないネタが並んでいる——はずでした。ところが、公開済みの記事一覧と突き合わせてみると、未使用欄のネタのほぼ全件が、すでに公開済みの記事と主題で一致していたのです。
もし未使用欄だけを見て企画を進めていたら、同じ主題の記事を何本も作るところでした。書く手間がかかるうえ、読者にとっては新しい情報のない記事が増えるだけです。
ここで分かったのは、問題は個々のネタの良し悪しではなく、「未使用」という表示を信じてしまう手順にあったということです。
主題重複の対策:企画前に公開済み一覧と突き合わせる
この経験から、企画の手順を次のように固めました。
- ネタを出す:ネタ帳から候補を拾う。この時点では未使用表示を参考程度にとどめる
- 公開済み・キューと並べる:公開済みの記事と、これから書く予定の記事を一覧で横に並べる
- 2軸で重複を判定する:「同じツール×同じ困りごと」が既にないかを確認する
- 企画を確定する:重複がなければ着手。重複していれば見送るか、どちらかの軸を変えて組み直す
ポイントは、突き合わせを毎回行うことです。前回確認したから大丈夫、ネタ帳を更新したはずだから大丈夫、と省略すると、またズレが入り込みます。手間に見えますが、重複記事を1本書いてしまう手間に比べれば、一覧を並べる時間はわずかです。
ブログに限らない考え方
この「表示を信じず、元の一覧と突き合わせる」という考え方は、ブログ運用に限らず、社内のタスク管理や案件管理にも通じます。ステータス欄が実態とずれていないかを定期的に確かめる習慣は、業務の二重対応を防ぐ基本でもあります。
よくある質問
Q. ブログ記事の主題が重複しているかはどう判定すればいいですか? 「どのツールの」「どんな困りごとを」扱う記事かの2軸で整理し、組み合わせが既存記事と同じなら重複とみなします。切り口や書き方が違っても、同じツール×同じ困りごとは1本までと決めておくと判断がぶれません。
Q. ネタ帳の「未使用」欄に載っているネタはそのまま記事にしてよいですか? そのまま信じないことをおすすめします。実際に、未使用欄のネタのほぼ全件が公開済み記事と主題で一致していた例があります。企画のたびに公開済み一覧と突き合わせてから着手するのが安全です。
Q. 公開済みの記事と主題が重なるネタは捨てるべきですか? 捨てる必要はありません。ツールか困りごとのどちらかを変えて別の主題に組み直す、既存記事の補足として活かすといった方法があります。新しい1本にするかどうかは、公開済み一覧と照らして判断します。
まとめ
- 主題の重複はツールと困りごとの2軸で判定し、同じ組み合わせは1本までにする
- ネタ帳の未使用表示は実態とずれやすく、ほぼ全件が公開済みと一致していたこともある
- 企画の前に公開済み一覧とキューを並べ、毎回突き合わせてから着手する
RENOYでは、オウンドメディアの運用や社内の情報管理を、無理なく回る仕組みに整えるご支援も行っています。「記事が増えて管理しきれなくなってきた」「ネタ帳や管理表が実態とずれている」という段階のご相談も歓迎です。まずはお気軽に無料個別相談(オンライン・60分)をご利用ください。サービス内容をまとめた資料は資料請求からご覧いただけます。
